前著、グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれたが面白かったので購入。エッセンスがまとまっていて読みやすく、病院の待ち時間で読破。本書ではGoogleやソニーでの職務経験を元にエッセンスが抽出されている。中でもGoogleが掲げる10の真実は初めて耳にしたが印象的。特に「スーツが無くても真剣に仕事ができる」はいかに自分が未熟かを知る一言。また、Googleやソニーの例として「天真爛漫」「忙しくてもいつも親切に対応してくれる」「1年もたないと思った激務」といった点は、今の自分を励ましてくれる。
忙しい中でも楽しく仕事をすることがいかに大事かを知らされる。
そして、部下に対して命令ではなくお願いをするというワークスタイルの紹介は、いつも葛藤があるテーマだけに考えさせられた。また日本ではなく海外でビジネスを始めること、という紹介は、中島聡と相通じるものがある。
前著のような生々しいエピソードがないのは非常に残念だが、さらっと読めて良い本。