月別アーカイブ: 2017年8月

Oracle12cでインストーラーを起動しようとしたら失敗した件

こんなんなった。

 

[oracle@node2 grid]$ ./runInstaller
Oracle Universal Installerを起動中です…

一時領域の確認中: 120MBを超えている必要があります. 実際 21786MB 問題なし
スワップ領域の確認中: 150MBを超えている必要があります. 実際 3967MB 問題なし
モニターの確認中: 少なくとも256色表示するよう設定されている必要があります
>>> コマンド/usr/bin/xdpyinfoを使用して表示色の自動チェックを実行できません でした。DISPLAY変数が設定されていることを確認してください。 失敗 <<<<

いくつかの要件チェックに失敗しました。インストールを続行するにはこれらの

要件を

続行しますか。(y/n) [n] y

 

>>> 必要な前提条件の失敗を無視しています。続行中…
Oracle Universal Installerの起動を準備中 /tmp/OraInstall2017-08-28_12-03-37AM. お待ちください…[oracle@node2 grid]$ Exception in thread “main” java.lang.NoClassDefFoundError: Could not initialize class sun.awt.X11.XToolkit
at java.lang.Class.forName0(Native Method)
at java.lang.Class.forName(Class.java:169)
at java.awt.Toolkit$2.run(Toolkit.java:834)
at java.security.AccessController.doPrivileged(Native Method)
at java.awt.Toolkit.getDefaultToolkit(Toolkit.java:826)
at com.jgoodies.looks.LookUtils.isLowResolution(LookUtils.java:484)
at com.jgoodies.looks.LookUtils.<clinit>(LookUtils.java:249)
at com.jgoodies.looks.plastic.PlasticLookAndFeel.<clinit>(PlasticLookAndFeel.java:135)
at java.lang.Class.forName0(Native Method)
at java.lang.Class.forName(Class.java:247)
at javax.swing.SwingUtilities.loadSystemClass(SwingUtilities.java:1850)
at javax.swing.UIManager.setLookAndFeel(UIManager.java:557)
at oracle.install.commons.util.Application.startup(Application.java:792)
at oracle.install.commons.flow.FlowApplication.startup(FlowApplication.java:165)

どうもインストーラーを起動したgridユーザの「.Xauthority」がなくて、XーWindowを許可できなかったことが原因。

SSHでログインしてファイル作成したら、解決した。

VirtulboxでLinuxの解像度変更にドハマリした件。

Mac上にVirtualBoxをインストールして、その上に各種OSを入れてたけど、Oracle Linuxをインストールしたところ、解像度が1024✕768以下しか選べずドハマリ。いろんな海外のサイトを渡り歩いても、GuestAdditionをインストールしたら見られるとか、xrandrで設定してみたらとか色々試してもNG。

結論は /etc/X11/xorg.conf で指定のディスプレイドライバを変更して解決。

変更前

Section "Device"
    Identifier   "Videocard0"
    Driver     "vesa"
EndSection

変更後

Section "Device"
    Identifier   "Videocard0"
    Driver     "vboxvideo"
EndSection

いくらGuestAdditionをインストールしようが、ドライバが選ばれていなければ、変わらんわなぁ。

Infrastructure as Code

本書はChefでもAnsibleでもVagrantに関する書籍では無く「Infrastructure as Code」とのことで、ツールの使い方ではなく考え方、ポリシーが余すところなく記載されている。Amazonの説明も以下。目次はこちら

Infrastructure as Codeは自動化、バージョン管理、テスト、継続的インテグレーションといった、ソフトウェア開発のプラクティスをシステム管理に応用するための方法論です。
本書は、はじめにInfrastructure as Codeの原則と考え方を説明し、次にダイナミックインフラストラクチャプラットフォーム、インフラストラクチャ定義ツール、サーバ構成ツール、インフラストラクチャサービスの4つにカテゴライズして解説します。
その上で、プロビジョニングやサーバーテンプレート管理のパターンから、テスト、変更管理パイプライン、組織やワークフローのプラクティスまでを詳述しており、Infrastructure as Codeを網羅的に理解することができます。
各ツールの使い方よりも、背景にあるコンセプトや考え方の説明に重点を置くことで、特定のツールに縛られることなく、Infrastructure as Codeを適切に実現することを目指す本書は、エンジニアおよびマネージャ必読の一冊です。

Infrastructure as Codeを考えていくと、当然ぶつかるカリカリにチューニングされたインフラ〜本書では「構成ドリフト」として紹介されている〜の問題や、構成管理のプロセスの問題など、多数の問題が取り上げられているが、全般に共通するのはサブタイトルにある「クラウドにおけるサーバ管理の原則とプラクティス」〜「クラウドにおける」という枕詞は無くても良いと思う〜、もといその概念。これからサーバが多数増えていく中で、管理者は何をすべきか、何を考えるべきか、という点がもれなく書かれている。

サーバ管理担当は必読であるし、仮にも標準化なんてキーワードを振りかざす立場の人は読んで欲しい。名著。