月別アーカイブ: 2010年12月

4Gbpsを超えるWebサービス構築術

4Gbpsを超えるWebサービス構築術

タイトルは随分と前から気になっていたし、数少ない基盤系本という事で、たまプラーザに行ったときに駐車場代金が足りなかったので、ということで購入。普段、最大でも40Mbpsに行ける私としては興味が高かったのですが、、、やっぱり魔法は無いなと言うのが率直な感想。また、読者層もかなり若手に絞られている印象。表面的な話やインストール手順などもあり、8年目の基盤やってる人間は読者層として概ね不適当。あと、4Gbpsのポイントもあまり感じ取れない。

サーバ系ははてな本とも内容の重複が多いし。

Chapter2~4のキューイング、DBキャッシング、HTMLキャッシングはどこでも良く書かれている話。Chapter6-7の入出力パフォーマンス、分散ストレージはそこそこ楽しめるし、今の時代に分散ストレージを作るという選択に至る状況が書かれている点は楽しめるが、この本を読むよりはHadoopMapReduceを読んだ方が役に立つと思う。Chapter8 ここはインターネットビジネスをやっている人にとっては新人でも読んでおくべき内容。

9章の回線以外はあまり楽しめず。。。

ただ、それでも、Chapter9の「ネットワークを取り巻く技術」は、普段縁がない世界だけに面白かった。

黒いワールドカップ

帯は強烈だった。

ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、ロシア・・・。世界各言語で翻訳されているインターナショナルベストセラー 待望の日本版。八百長サッカーの実態を追い求めるジャーナリストが世界各地を駆け巡った衝撃のノンフィクション

前書きもなかなか良かった。

特にオリンピックの日本代表チームが関係する試合で八百長をしようとしたことについて、フィクサー自身が語っているからだ

でも山場はそこで終わってしまった。

外人のノンフィクションだからなのだろうか。。。リズムがとかく咬み合わない。読みたいリズムと全く合わない。ニュースになったように八百長問題がヨーロッパで盛り上がったことをしってるけれども、本を読むには盛り上がらない。

結局全部読むことなくお蔵入り。マジック・ジョンソンのマイライフ以来のがっかり作。。。

嫌われ者

嫌われ者PRIDEで活躍後、消えてしまった格闘家の記録。

プロレス・格闘技の裏本は最近大量に出ていて、そこそこに面白いんですが、総合格闘技のは読んだことが無いのでそこそこ新鮮。ただ、やはりつまるところ興業だけに。。。PRIDE自体は自殺があったり、終焉がショッキングだっただけに色々と黒さはあったのだが・・・。

ただ、Wikipediaを紐解いて見ていくと出てくる情報も多いので、買ってはみたもののBookOff行き確定。

自演乙のように、興業とは、プロとは、が分かっている人間はやはり強いなぁ。多分何をやってもそれなりに。

逆にスポーツ・アマチュア意識が強いと成功は難しい。(スポーツでは無いから)

面白いけど、様々な黒さにエネルギーを奪われてしまうという点でオススメはあまりできない。正直かなりやる気がでなくなりました(苦笑。

しがみつかない生き方

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)</a>

この半年で恐ろしく疲れてしまったので購入。体調不良を挙げてみても欝じゃないかとドキっとさせられるし(汗。

とにもかくにも、肩の力を抜いてくれる内容、そして肩の力が恐ろしく抜けている文体。香山リカというか、この手の医者って上から目線で嫌なイメージもあったけど、本人も影を抱えているようなエピソードもあり、素直に読める。

勝間和代香山リカ。どっちも好きだし、激しい舌戦を(意図的?革新的?)にやってる気もするけど、その時の気分・状況で読み分けたい。

AxisでのTCP Connection Timeout(2)

前回からの続き。

結局Axisの実装の問題だった。結局タイムアウトを利用しているSocketの生成、HTTP通信の場合は

org.apache.axis.components.net.DefaultSocketFactory#create

でやっているが、ここの呼び出している、

org.apache.axis.components.net.SocketFactoryFactory

がクラス名の通りで、シングルトンなので、複数の通信先と通信を行う場合に、一番最初に通信を行った先のタイムアウト設定が、ほかの通信でも効いてしまう、というオチ。

通信先によってタイムアウトを変える、なんて消極的な考え方ではく、自分が動くためには一律のタイムアウトで良い!という考え方なんだろう。

当面は使うことも無くなってしまったので調査は見切り。

 

課長のノート

三井物産出身の著者のノート。物産で部長代理までのぼりつめた後、異動やら転職やらされているので、ワンランク上の課長、から更に上がどの程度あるのかは非常に未知数です。

現状、部下が気づけば8名のオイラにとっては、組織のマネージメント面で課題が出てきているだけに、またこの手のノウハウってなかなか伝承されるものでも無いだけに、ヒントを求めつつも気分転換に購入。

延べ114に渡る「気づきメモ」でエッセンスはあるものの文量は非常に少ないので気軽に読めます。

頭に響いたのは以下。

課長の表情が職場の士気を左右する

確かにそうですね。。。上司がしんどい顔してると確かにそうだわ。いい表情で仕事できていないであろう自分に反省

能力のない上司が口にする3つのフレーズ。「忙しい」「難しい」「○○のはず」

「 ○○のはず」は最近多用気味。。。