月別アーカイブ: 2014年6月

日本VSコロンビア②

後半30分までビデオ観戦。子持ちは観戦時間の確保が難しい。

各所の論調が厳しいだけに、期待はしてなかったが、それなりの出来。厳しい論調は、3戦を通してのものと感じる。

無論、試合の出来はベストを100とした場合、60くらいですが。

一番の違いは岡崎と香川。双方ともゴール前に顔を出せており、スコアの差は決定力の違いだけ。

と言っても、昨年の出来を思えばコロンビア戦がワールドカップで最低限出せるパフォーマンスだったと思う。これ以下は想定外で、最大の問題は試合前日のミーティング、当日のキックオフまでの流れにあったと推測。

南アフリカワールドカップの直前合宿のエクスレバンでのミーティングが複数の選手の自伝で多角的に検証されたようにいずれ分かるだろう。

香川はようやく復調気配。良かった時のゴール前の密集でパスを受ける動きが戻ってきた。

岡崎も信じられないヘディングを決めた。

長谷部も前線の動きが活性化したことで、持ち前のパスが活きていた。

一方で目立っていたのは、大久保と本田の独りよがりなドリブル。大久保はペナルティでは、どんなに味方がフリーでも、ゴリゴリ前を向いてシュートもブロックされる。

本田もサイドにフリーな選手がいるにも関わらず無理にドリブルでつっかけてを繰り返し失点にも関わる。

両名ともチャレンジではなく無謀なトライが目立った。

青山は想定以上の出来だった。Jで見てても怖さを感じる場面は少なかったが、この日は彼から攻撃が始まったと言っても過言では無い。交代には疑問が残る。

内田は語る必要が無い。いつも通り素晴らしい出来。

長友は期待外れだった。インテルとポジションが違うからだろうか。終始、遠慮がちで攻守ともに存在感無し。

吉田、今野はいつも通りの出来。これでは世界で勝てない。最終ラインを上げるにしては吉田のスピードは致命的に遅い。ヘディングの強さ、フィードを盾に選ぶにしても、相方が今野ではカバーできない。

今野はUー20でボランチをやっていた時が一番良かった。遠藤との対談で感覚だけでプレーしていたと言うが、頭を使ってる今の方が、信じられないようなパスミス、カバーの遅れ、ガラスのハート。A代表のレベルでは無い。一時期の宮本を彷彿させる人選。

とにかく残念。

敗因

大きく二つだと思ってる。

①ロンドン組登用の遅れ

②選手選考時の想像力の欠如

だ。

ロンドン五輪以前の選手固定は止む無しとしてもA代表への登用を早くすべきだった。

選手が固定的だったCB、ボランチはもっと早い段階で複数の選手を試すことで回避出来たはずだ。山口が最後にポジションを掴んだが、同じことを細貝でやった方がより効果的だった気がしてならない。

CBも森重をもっと早い段階で使えなかったのか?他にもCBの役割を明確化させることで選択肢が持てた気がしてならない。

香川、本田と心中ありきの選定はやはりおかしかったと思う。少なくとも伊野波よりは豊田でしょう。ディフェンス面を見ても。彼が入れば中盤が機能しなくなっても攻撃の核となるし、CFは大久保がいなくとも岡崎をおいて右に清武がおけたはず。

大久保、大迫、柿谷とCFが多過ぎた。

本当に残念だが、2006年と違って、これだけのメンバーが揃うことは無いという悲観は無い。

マンUインテルミランクラスに選手がいるかは怪しいが、少なくとも当時の香川、長友、本田クラスの選手はいる。ただテレビからは彼らのメンタルが不明ではあるが。

未来は明るくは無いが、決して暗くも無い!!

日本VSコロンビア

試合は見てないけどニュースや速報からの所感。

後輩には3-0、5-0の敗戦もありうるよって話していたけど、前の試合から8人入れ替えた相手で、この結果はいくらなんでも想定外。

コートジボワールVSコロンビアを見て、強さ、速さ、テクニック、戦術とも高レベルでベスト4もありうると思ってはいたけど。

やはり、コートジボワールギリシャ相手に勝ち点1ではどうしようもない。

コートジボワールは異常にコンディションが悪かったし、ギリシャも俊敏性と脅威に欠けた。

日本もコンパクトにパスを繋ぐことができなかったけど、4年の活動を通せばしっかりとできたのは

イタリア戦

オランダ戦

ベルギー

だけ。

いずれも去年で強豪相手だっただけに期待も大きかったが、当時はできた全員が連動して、コンパクトさをキープし、というサッカーは全くできず。

アジアで引いた相手をしっかりと崩せていないのだから、世界でできるはずも無い。

思い返せば、

2002、2010とも親善試合は不調のまま本大会に臨みベスト16。

2006は直前のドイツ戦がピーク。

今回は内容の無い、でも、結果がついてこない試合でメスを入れ損ねた。

結局、日本らしさ、という言葉に踊らされ過ぎた気がする。

パスワークを日本らしさとするのは違うよね、って思う。

ただ8年前の絶望感は無い。黄金世代+ヒデ+俊輔クラスが揃うはずが無いと思っていたけど、内田、長友、香川、本田、岡崎と選手が続いた。

彼らに続いて、柿谷、山口、齋藤、代表に選ばれなかったけど原口元気の活躍に期待したい。

ひとまず書き殴り。

日本VSギリシャ

コートジボワールVSコロンビアがあまりに面白かったので寝るのが遅れて、前半は布団の中で音声だけ。後半から映像つき。

まずスタメン。香川を下げるのは当然としても岡崎が左、大久保が右の時点で不穏な空気。正解は左に清武ではと思わされる。案の定、左は機能不全に陥る。

ボランチも消極策。長谷部のプレーは及第点だが、そもそも試合に出られる状況では無いのか?と思わされる起用法。

救いは内田。誰と組んでもチャンスを演出する。本大会の準備ができていたのは彼だけと言っても過言ではない。

そして交代策

岡崎ワントップもカードとしてはありだが練習の気配なし。パワープレーと違って。。。

内田の絶好のクロスを下がって受けようとした局面が、岡崎の迷いを如実に表している。

極めつけは、3枚目のカード。相手の足が止まっているのだから、齋藤学でしょという日本中?の声は届かず、百歩譲っての柿谷でも無く。未使用。。。

そしてギリシャが一番守りやすいパワープレーを選択。ピッチの11人を考えると効率的だろうが、ベンチ含めた采配は多いに疑問。

ザッケローニが12-13人しか信頼していないのが良くわかる悲しい試合だった。

最後に香川。南アフリカの予選に戻ってしまった。積極性は皆無で、相手の選手にも見切られて一切の脅威を与えられなくなってしまった。イングランドを離れて、試合に出られるチームに直ちに移籍するべき。

みんなの知ってる香川は死んでしまった。

次節スタメン希望

大迫

清武 本田 岡崎

遠藤 山口

長友 今野 吉田 内田

川島

後半15分 清武 ➡︎ 香川

後半30分 大迫 ➡︎ 大久保

後半35分 遠藤 ➡︎ 長谷部

日本 VS コートジボワール

今回のワールドカップでも、ゴールシーンの美しさと、ゲームの退屈さはいい線行くと思う。

日本代表は、味方が11人では無く22人いるかの如く意味不明なパスミスを繰り返した。一方でコートジボワールはヤヤトゥーレが時折見せるドリブル以外脅威も無く第三者にはよっぽど退屈だったと思う。

GKとディフェンスラインは攻められない。川島、内田、長友は日本にとって代わりの効かない選手であることを示した。

吉田はいつも通りスピードに弱いことを示したが、フィード、ドリブルでしっかりと攻撃を組み立てた。森重も集中を切らさず危うい局面を体を張って防いでいた。もっと早くこの2人でコンビを組んで入れば、結果は違っただろう。

山口は危うい局面を多数潰した。前回の阿部とは比較にならないくらいに。ただ彼もコンビを熟成させる時間を与えられなかった。

長谷部も気の利いた守備は見せていたが、ゲームをコントロールしきれていなかった。好調時であれば、香川、本田にもっと要求できただろうに。

岡崎は右に配置された時点でただのディフェンダーになってしまった。全ては香川のせいだ。彼のディフェンスが全く機能しないので、鼻が効く岡崎が中盤いやピッチ全体のカバーに撲殺された。

香川を評価するのは簡単だ。ピッチにいなかったのだから。この出来をファンファールが見たら、すぐに他チームへ売却するだろう。買い手が見つかるとも思えないが。活躍しきれなかったマンUでも評価を受けたパスの成功率はどこへ。コンタクトレンズが片目しか入っていないかのような出来。ディフェンスにしてもバイエルンとのCLと比べてもレベルダウンしているあたりコンディションが悪いのだろう。

本田は評価が難しい。スーパーゴールと巧みなドリブル、ため息をつくラストパスのミス。ただフィジカルは全盛期に及ばずスタミナ切れとともにミスも増え、最後はピッチから消えた。

大迫は前にも増して軽くなった。ドイツの2部はあんなに軽いのか?ワンタッチの落としに拘ってはパスミスを繰り返した。ファーストディフェンダーとしても弱い。オランダ遠征での活躍は幻だったようだ。

大久保はザックの被害者だ。彼はCFで怖い選手。右や左をやらせるなら、清武や斉藤で良いだろう。

遠藤は、香川があの状態ではどうしようも無いだろう。遠藤の加入で香川がもう少し輝くことを期待したが、輝きは戻らなかった。

まずはここまで勢いで公開