Infrastructure as Code

本書はChefでもAnsibleでもVagrantに関する書籍では無く「Infrastructure as Code」とのことで、ツールの使い方ではなく考え方、ポリシーが余すところなく記載されている。Amazonの説明も以下。目次はこちら

Infrastructure as Codeは自動化、バージョン管理、テスト、継続的インテグレーションといった、ソフトウェア開発のプラクティスをシステム管理に応用するための方法論です。
本書は、はじめにInfrastructure as Codeの原則と考え方を説明し、次にダイナミックインフラストラクチャプラットフォーム、インフラストラクチャ定義ツール、サーバ構成ツール、インフラストラクチャサービスの4つにカテゴライズして解説します。
その上で、プロビジョニングやサーバーテンプレート管理のパターンから、テスト、変更管理パイプライン、組織やワークフローのプラクティスまでを詳述しており、Infrastructure as Codeを網羅的に理解することができます。
各ツールの使い方よりも、背景にあるコンセプトや考え方の説明に重点を置くことで、特定のツールに縛られることなく、Infrastructure as Codeを適切に実現することを目指す本書は、エンジニアおよびマネージャ必読の一冊です。

Infrastructure as Codeを考えていくと、当然ぶつかるカリカリにチューニングされたインフラ〜本書では「構成ドリフト」として紹介されている〜の問題や、構成管理のプロセスの問題など、多数の問題が取り上げられているが、全般に共通するのはサブタイトルにある「クラウドにおけるサーバ管理の原則とプラクティス」〜「クラウドにおける」という枕詞は無くても良いと思う〜、もといその概念。これからサーバが多数増えていく中で、管理者は何をすべきか、何を考えるべきか、という点がもれなく書かれている。

サーバ管理担当は必読であるし、仮にも標準化なんてキーワードを振りかざす立場の人は読んで欲しい。名著。

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