時代は20年前に逆戻り。でも突破できて良かった。
久々のほぼ1試合観戦。
スタメンは前の試合でポカの目立った岩波が外れ安心。南野はフィジカルを期待されてでしょう。
プロレスサッカーと評されたイラクは、そこまでのラフプレーは無いものの当たりの強さと、バランスの良さで日本を凌駕して終始イラクペース。
日本は相手のツートップにCBがマークし、ボランチ一枚が余るアンカーというかファイブバック気味なディフェンス。
広大な中盤は、南野、中島、鈴木、久保ではカバーできるも無く、やられ放題。ただ、その分、最後のところではやられず。
ただ、選手間のポジションチェンジも、中盤やサイドバックのオーバーラップも無く前後分断のサッカーで、ロングボールを蹴る高校サッカー的なサッカーでは相手のミスを待つカウンターしかチャンス無し。
この辺が、20年前に戻ったという印象を強く与えるところ。アジアでは日本は格下ですと言うサッカー。
アンカーを置くのであれば、アンカーを遠藤、ボランチを大島とした方が攻守ともに良い気がしますが、守備面、いや1対1での対応に信頼を得られなかったという事でしょう。
このチームの弱点はあまりに多いので、本大会でどこにオーバーエイジを使うかという議論が出るだろうけど、
左サイドバック、センターバック、センターハーフあたりが補強どころでしょうか。
すなわち、長友、森重、青山、長谷部あたり。以下短評。
櫛引(6.5) 安定感出てきた。鹿島への移籍で化けるか!?
山中(5.0)運動量少なく、ディフェンスも遅れ気味。ディフェンス時のスライドも遅い。
植田(5.5)ヘディングと気合いは一流。コーチングがもう少し欲しい。
奈良(5.5)カバーリングは効いていた。もうちょっとラインを上げたかった。
室屋(7.0)攻守のバランスに優れ、センタリングもスピードがあり得点の匂いがした。プロフェッショナルファールも秀逸。影のMVP。
遠藤(5.5)彼の責任だけでは無いが、中盤はザル。もっとコンパクトにするコーチング、FWと連動したプレスでボールを奪い切る能力が必要。このままでは浦和でレギュラーは取れない。
原川(7.0)ゴールだけ。でもそれが全て。
中島(5.0)フットサルをやっているかと思うこねくり回しと、視野の狭さ、選択肢のミス。彼はスペースが無いとドリブルも厳しい。ベンチスタートにするべき。
南野(6.0)時折、軽いディフェンスも、ボールを持ったら間違いほぼ無し。フリーランニングも頑張った。腐っても鯛。今後に期待。
久保(7.0)侍的な。孤軍奮闘。ゴールも良く決めた。
鈴木(6.5)フィジカル、スピード、献身さに優れた。アシストのセンタリングを上げた時は、久保に出しても潰されると天を仰いでました。ごめんなさい。
オナイウ(5.0)ポストプレー1回だけ。攻守ともに存在感無し。
浅野(6.0)サイドで起点となった。そろそろスタメンで見たい。