
- 作者: 小宮良之
- 出版社/メーカー: 東邦出版
- 発売日: 2015/01/10
- メディア: 単行本
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サッカーライターというよりノンフィクション作家の小宮本。過去にもRUN、アンチ・ドロップアウト~簡単に死なない男たちの物語 (SHUEISHA PB SERIES)などJリーガーに密着した良著が多く、数少ない名前買いするライター。
本書は主にナンバーの書き下ろしを元に再構成されているものの、発表から時間の立っている記事も多く、特にスペインを中心とした記事もあり、連続性にかけ正直残念。
新居辰徳:鳥栖時代までで磐田、市原での言及はない
玉乃淳:すでに引退
相馬崇人:帰国済み
ヴェルディは死んだ:昇格が描かれていない
後書きでかるーーーーく触れられてもいるが、作者の取材力を考慮すれば物足りない。
それぞれの記事はタイムリーさに欠けるものの、代表選手偏重の時代の中で貴重であるだけに、書ききって欲しかった。
一方で、唯一の書き下ろしであり、出世作?のRUNの題材の福田健二の近況が知れたのは良かった。香港でも点が取れてて嬉しい。愛媛では一体何があったんだろうか。
物足りない物足りないというけど
星3つ。