おれは最後に笑う サッカーが息づく12の物語

おれは最後に笑う サッカーが息づく12の物語

おれは最後に笑う サッカーが息づく12の物語

サッカーライターというよりノンフィクション作家の小宮本。過去にもRUNアンチ・ドロップアウト~簡単に死なない男たちの物語 (SHUEISHA PB SERIES)などJリーガーに密着した良著が多く、数少ない名前買いするライター。

本書は主にナンバーの書き下ろしを元に再構成されているものの、発表から時間の立っている記事も多く、特にスペインを中心とした記事もあり、連続性にかけ正直残念。

新居辰徳:鳥栖時代までで磐田、市原での言及はない
玉乃淳:すでに引退
相馬崇人:帰国済み
ヴェルディは死んだ:昇格が描かれていない

後書きでかるーーーーく触れられてもいるが、作者の取材力を考慮すれば物足りない。

それぞれの記事はタイムリーさに欠けるものの、代表選手偏重の時代の中で貴重であるだけに、書ききって欲しかった。

一方で、唯一の書き下ろしであり、出世作?のRUNの題材の福田健二の近況が知れたのは良かった。香港でも点が取れてて嬉しい。愛媛では一体何があったんだろうか。

物足りない物足りないというけど
星3つ。

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