以前レビューしたもしドラから自然な流れで購入。読んでいく都度、気になったフレーズは多数出てくるんだが、消化が全く追い付かない。もしドラで多少なりとも予習にはなっているんだろうけれども、また表面的な言葉には凄い惹かれるものの、それを自分の言葉で理解をして、身の回りに置き換えてとなると、1回読んだだけでは全くの消化不良。
ただ、特筆すべきは洗練された日本語訳。洋書はこの本を初めて数々読んできたが、非常に分かりやすく、かといって語彙に飛んでおり、今まで読んだ洋書の中では訳の完成度はダントツナンバー1。原書はもちろん読んでいないので、その訳が適当か否かは全く分かりませんが。
以下、気に入ったフレーズの抜粋。
・マネージャーに共通の仕事は5つある。
①目標を設定する
②組織する
③動機付けとコミュニケーションを図る
④評価測定する
⑤人材を開発する
・ミドル・ブームとそれに伴う過剰人員は、特に大組織の四季と動機付けに悪影響を与えた。かつて企業、政府機関、学校、病院に大挙して就職していった人たちの不満や挫折感も、主たる原因は人員の過剰にあった。( 中略)何よりうもまず、ミドルマネジメントから脂肪分を除去しなければならない。(中略)今後も彼らは増加していく。その増加を方向付け、管理し、マネジメントする必要がある。
全般的に、PART2「マネジメントの方法」という章が印象に残った。
PART3「マネジメントの戦略」 は組織論に通ずるところもあるんだろうけど、消化不良だし、今の環境とはオーバーラップさせられない。組織論は一度読んでみたいなぁ。