あきらめない勇気

あきらめない勇気 困難に立ち向かう君に贈る75の道標、佐藤 寿人・勇人。

佐藤寿人を初めて見たのは、多分U-20 W杯。俊足が売りのFWとして紹介されていた記憶がある。でも、印象に残り始めたのは仙台に移籍してから。相手として見てもサンフレッチェ時代に点を取っているイメージは強いものの怖さは残っていない。柳沢のほうが遥かに怖かった。

佐藤勇人で記憶に残っているのはオシム監督時代のジェフ。当時のジェフは有名選手はいないものの、とにかく運動量とアグレッシブさで群を抜いていて、佐藤勇人のオーバーラップは特に印象的だった。阿部勇樹とのダブルボランチでも怖かったのは気を見たオーバーラップ。

そんな二人の自伝、というより佐藤勇人が振り返る自伝だろうか。ユース時代のエピソードはしばらく前であれば、サッカー選手のノンフィクションとして読めるが、子供を抱えた今となっては、むしろ育児書・親の心構えとして学ぶ点が多い。

サッカー本を読んでそんな気持ちにさせられたのは初めて。

サッカー自体のエピソードは、オシム時代のエピソードはあれど、それ以外のものが少ないのは残念。サンフレッチェで開眼した寿人についてももうちょっと読みたかった。

ま、それは贅沢だろうか。

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