スタンフォードのストレスを力に変える教科書

たまには真面目な本を読んで見る。

体育会経験者のメンタルは文系のそれを凌駕する!が持論ですが、その根底を学術的な観点で説明してくれていたのが本書でした。

死にそうな筋トレ、死にそうなシゴキ、炎天下でも水が飲めない、そういった過酷な中で成長した実感があると、辛い中でもこれを乗り越えたら・・・という忍耐力は身につくと思ってたけれども、それは本書で述べられている「ストレスが良いものだ」と思っている人には健康で害が出ていない、という説そのもの。

そもそもストレスが悪いとされたのは、動物実験、それも身体的な苦痛を伴うところからスタートしたものであり、人間が感じる、対人関係などでは無い、という衝撃の紹介に加え、以下の節には驚かされた。

ひとまずは斜め読みしたが、多分何度も読み返すことになろう。

抵抗をやめればストレスはパワーの源になる

ほとんどの人は、プレッシャーのかかる状態ではリラックスするのがいちばんいい、と思っています、しかし(中略)本当はその逆であり(中略)、人生でもっとも重要な試験を控えた学生も、選手生活で最も過酷な競争に挑むアスリートも、ストレスを前向きに捉えることで、自信が強まり、パフォーマンスが向上します。

また、不安を受け入れると、困難にうまく対処できるようになり、体の反応までもが、典型的な「恐怖反応」から「勇気を生み出す反応」へと変化することも見ていきます。

 

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